ドウダンツツジときけば、まっ先に思い浮かぶのは、花よりも真っ赤に色づく秋の葉の紅葉です。
低木の落葉樹で庭木や街路樹としてもよく見かけますね。
モミジの紅葉を見上げる風情とはちがい、足もと近くでいっせいに鮮烈な赤一色に染めあげる様子は、
目を見張るほどの力強さと存在感があります。
春には下の写真のように真っ白なスズランのような小さな壷形の花を下向きにいっぱい咲かせます。
名前の由来は、小さな花々を満天の星に見立てて「満天星」と名付けられたという説や、枝ぶりが
結び燈台(燭台)を思わせるから、あるいは、昔の山人が腰に下げていた袋、胴乱(どうらん)が
転訛したという説もあります。
由来はさせておき、春も秋も、私たちを楽しませてくれるステキな樹木であることにはかわりませんね。
別名 燭台満点星躑躅(ドウダンツツジ) 灯台躑躅(トウダイツツジ)