Vol.129 2018.09.03 民話と伝説の里・遠野で河童を釣る?!

今回は、初めて訪ねた東北地方・岩手県の旅日記です。
大阪国際空港から80分で岩手県花巻空港に到着し、予約してあったレンタカーを借りて準備OK!

花巻といえば「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」などで知られる宮沢賢治の故郷です。空港前にあるレストランの名前も『山猫軒』。そう!「注文の多い料理店」に登場するレストランと同じ名前です。花巻には賢治記念館や童話村、物語にまつわるスポットもたくさんあります。昼食は賢治も愛した蕎麦、名物わんこそばを頂きました。

IMG_0781 わんこそば
イーハトーブは賢治の心象世界中にある理想郷 わんこそば定食はザル蕎麦2枚分くらいです
山猫軒 記念館ねこ
その時ふと後ろを見ますと、
立派な一軒の西洋造りの家がありました
宮沢賢治記念館の入口には
ねこの事務所があるのです

 

記念館を後にして、車で50分ほどで遠野の里に到着。東北地方の地図

遠野は山々に囲まれた盆地です。古くから内陸と沿岸を
結ぶ流通の拠点として栄え、いろいろな地域の物語が集まりました。そしてなんといってもその名を有名にしたのは『遠野物語』です。

柳田國男が友人の佐々木喜善が語る遠野に伝わる民話を聞き書きして、明治43年にわずか350部を自費出版した本です。
100年以上経った今でも民俗学、文学としても読み継がれる名著となりました。

遠野物語には、山の神、家の神、河童や狼などが登場し、日常生活に根づいた逸話の数々が119の物語にしるされています。
神様への畏怖、日本人の死生観、自然観が凝縮された遠野物語には津波で妻を亡くした男の物語などもあり、現代にも通じる普遍的なメッセージを感じることができます。
 

さて、いよいよ様々なカッパ伝説物語の紡がれた、カッパ淵へ

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カッパ淵へ続く道沿いには
たくさんホップが栽培されていました

常堅寺。寺が火災の時にカッパが頭の皿から水を噴出して救ったという伝説があります
河童こまいぬ IMG_0498
火災から救った縁で寺の狛犬になったカッパ君  境内裏の橋をぬけて木立のなかへ

 

そして辿りついたカッパ淵…涼やかな風がふいっと吹きました ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

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ひきこまれ注意 つれますか?
釣竿の先にはきゅうりがぶら下げてあります カッパさん釣れそうですか??
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カッパ神にお乳の出がよくなるよう願うと
叶うといわれています
伝承園。かつての農家の生活様式を再現。千体のオシラサマを展示している堂はちょっとコワイ

 

田植えを手伝ってくれる神様の話や子殺しの恐ろしい話、姥捨ての話もあり、負の部分まで全て記録されているのが 遠野物語なんですね。

さてさて、遠野から海を目指して走り、釜石に着いたのはちょうど日暮れ時。IMG_0525
居酒屋・誰そ彼(たそがれ)に明かりが灯るころでした。

海辺にある居酒屋さんも3.11に大津波に襲われました。ご夫婦はなんとか一命をとりとめることができたのですが店の道具は全て失いました。ところが後日、大切にしていた店の一枚板のカウンターが奇跡的に見つかったのです!


「早く店を開き、皆を元気づけよということだ」
と電気もまだ復旧しない頃にロウソクを灯して店を再開したそうです。

「まさか、こんな時に店をやってくれている?」

お客さんがひとり、ふたりと集まって再会を喜んだそうです。
地元の方のお話しを聞かせていただきながら、超厚切りの新鮮な海の幸と地酒を堪能して夜が更けていきましたとさ。

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