Vol.166 2021.10.04 コレステロールの食事療法

健康情報の “常識” は本当に正しい?
皆さんはコレステロールが高いと言われていませんか?コレステロールの高い方は日頃どんなことを注意していますか?コレステロールの多い食材を減らして、動物性脂肪を摂らない?私たちの周囲には、商品販売促進のための多くの情報が氾濫しています。一般に私たちが常識と考えている食事療法はほんとに正しいのでしょうか?

コレステロールの実体
食事で摂取した「コレステロール」や「中性脂肪」は腸管で吸収され、血中に入って肝臓へ運ばれ、全身の組織へ供給されます。22083176_s
コレステロールはステロイドの一種で、細胞膜、胆汁酸、各種ホルモン、ビタミンD前駆体の原料であり、健康な体を維持するには無くてはならないものです。食事からも摂取されますが、それよりもはるかに多い量が肝臓と小腸で合成されている点が重要す。多くの人は、食品から摂取できるコレステロールは必要量の1/5程度で、残りの不足分は肝臓で合成されています。コレステロールを多く摂取した場合は、肝臓などで生産されるコレステロールが、自動的に少なくなります。

コレステロール問題で本当に気をつけたいこと
コレステロールは「体に悪いもの」という印象がありますが、多くのコレステロールの問題は、コレステロールが多いのが原因でなく、それをコントロールする機能の低下によるものです。

最大の要因は肥満です。肥満によって脂肪細胞からサイトカインと呼ばれる物質が分泌され、血糖値のコントロール機能異常や高脂血症・高血圧など多くの異常が生じてメタボリックシンドロームの状態になると、悪玉(LDL)コレステロールが酸化して動脈硬化に進行します。

1.  コレステロールが高い方は、食事よりも体質(遺伝)に問がある。
(高LDLコレステロールの方は、薬物療法も考慮する)

2.  食生活での注意点は、炭水化物(糖質)や脂質の取りすぎによる肥満に注意する。

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