朝から快晴、暖かな春本番の陽気です。
編集隊は、京都随一の癒しスポットと噂に聞いていた「糺(ただす)の森」へ
行ってみることにしました。
京都を流れる鴨川と高野川に囲まれた場所にあるので、常に浄化される
パワースポットでもあるようです。
京都駅から「下鴨神社行き」のバスに乗車。
20分ほど過ぎたところで、車内アナウンスがあり「下鴨神社の参道入口から
歩きたい人は、手前の「新葵橋」で下車して下さい」とのこと。
後で知りましたが、下鴨神社境内はとても広くて、本殿まで続く参道は約1キロ
もあります。
やってきました糺の森!京都駅の喧騒が嘘のような静けさです。
下鴨神社本殿、社殿を含めてユネスコ世界文化遺産に登録(1994年)されています。
森の広さは12万4000平方メートル、東京ドーム3つ分もあるそうです。
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太古のままの自然が残る森 | 縁結びのパワースポットで若い女性に人気です |
朱色の鳥居をくぐり、まずは御手洗所で心身を清め、
参道から入ってすぐ左手にある美人の神様が祀られる「河合神社」へ向かいます。
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御手洗所で心身を清めていよいよ神域へ | 糺の森を流れる「瀬見の小川」。春の光がきらきら |
河合神社は、下鴨神社の第一摂社で“ 女性を守護する神様 “です。
祭神は神武天皇の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。玉の様に美しい
方だった事からその「美麗」にあやかろうとたくさんの女性が訪れます。
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「方丈記」で有名な鴨長明は、河合神社の神官の子として生まれました。晩年を過ごしたといわれる庵を復元した方丈庵が展示されています | 境内で頂ける花りん美人水。境内で収穫された花りんで作っているとのこと。ほんのり甘くて爽やかです |
河合神社には、美麗の神様らしく手鏡の形をしたユニークな絵馬があります。
絵馬に描かれた顔を自分の顔に見立てて、美人になれるよう願いながら化粧
をして、裏に願意を書くんだそうです。
ふだん自分が使っている化粧道具を使うといいようですよ。
持っていない人にはクレヨンもあります。
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奉納された鏡絵馬。美人になれますように! | 絵馬に化粧をする女性たち。眼差しは真剣です |
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化粧ヘタなんですが…大丈夫??(><); | 「神様はどこから拝んでもお見通し」の立て札 |
化粧ベタの編集隊員は絵馬奉納は断念しました(笑)。
「神様、♥美人になれますように…」
お社には次々と若い女性がお参りに来ていました。
華やいだ色香でいっぱい。さすが美人の神様ですね。
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早春の森は陽が差し込んで明るいです。落葉樹が参道につくる影絵にご注目!冬の間だけ楽しめるアートですね! | 神が降臨する森は清浄な気配が漂います。平安京以前の原生林の植生を伝える貴重な自然林 |
参道を進むと縁結びの“ 相生社 ”の小さな鳥居と、その横にある縁結びの
シンボル「連理の賢木」が見えてきました。
連理の賢木とは、神様のお力で2本の木が中ほどで1本に結ばれたと伝え
られるご神木。現在の木は四代目です。不思議なことに、この木が枯れて
も、また糺の森のどこかで同じように結ばれた木が見つかるとか。
「鴨の七不思議」のひとつに数えられています。
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ご神木にかけられた御生曳(みあれびき)の綱を引くとさらなるパワーがいただける♥ | 社はこじんまりとしていますが、お参りする人の姿がたえない大人気の縁結びパワースポット |
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相生社は独特のお参り作法があります。編集隊も気合をいれて願掛けしてみました!願意は神様との秘密。シールで隠せます | 願いを込めてしっかりと結ばれた絵馬 |
そしてようやく本殿楼門に到着です。
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御手洗社はお祓いのお社。様々な由緒ある神事が行われます | 言社(ことしゃ)干支の守護神が祀られています |
下鴨神社は、自然と歴史の魅力がいっぱいで、すっかりファンになりました。
新緑の頃の糺の森の緑は、どれほど美しいでしょう!
夏の早朝に散歩をしたらさぞ涼やかだろう!
秋の紅葉の頃は、冬の雪景色は…と四季折々に訪ねてみたい憧れの場所
となりました。
5月15日には「葵祭」が執り行われ、その前儀として行われる“ 流鏑馬(
やぶさめ)神事 ”(5月3日)では葵祭が安全・平穏無事に行われるように
沿道を祓い清められます。
馬場に3つの的を設置し、射手が走る馬の上から矢を放って的を狙う勇壮
な神事も見てみたいですね。
季節ごとに美しい糺の森のパワーを感じに皆さんもお出かけくださいね。
美人の神様のご利益もいただけますように!