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Vol.113 2017.05.08 果物を食べよう “キウイ”
	
| キウイ
 
 キウイの原産地は中国の揚子江沿岸と言われ、その後、ニュージーランドで栽培されるようになったそうです。ニュージーランドの国鳥である『キーゥイ』に外観が似ていることからこの名前が付けられました。 ゴールデンキウイやベビーキウイなど、いくつかの品種が市場に出回っています。最近ではプリンスレッドやレインボーレッドなど、中が紅い品種が開発され、見た目の美しさや糖度の高さで人気が出ているようです。 |  | 
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| 旬 | ニュージランド産(4月〜9月) 国産は秋から冬 | 
| 成分 ・効能
 | ●ビタミンCが豊富免疫力を高め、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果。
 ●カリウムが豊富
 カリウムはナトリウムを排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。
 ●豊富な食物繊維
 食物繊維もネギなどの野菜と同じくらい含まれているので、整腸作用があり、便秘に効果があります。
 ●ビタミンE
 抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らします
 ●アクチニジンというタンパク質分解酵素
 タンパク質分解酵素が含まれています。肉や魚などのたんぱく質を分解するので、消化を助けてくれます。
 ●甘みの強いゴールデン・キウイは、ビタミンC、Eが豊富
 このほか、 血糖値を下げる効果や癌抑制効果など多くの学会発表されています。
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| 食べ方 | ●熟し加減を確かめる時に軽く押しますが、腹の部分ではなく、お尻と軸が付いていた頭の部分を指先で挟むように持ち、お尻の部分を押すようにして確かめます。その訳は、キウイの最も甘くなる部分は果肉の緑の部分ではなく、中心部の白い部分で、この部分は最後に熟すため、縦に圧して中心部が熟しているかを確かめます。●固くまだ熟していないものはそのまま室内に置いておき、追熟させます。急ぐ場合はバナナやリンゴなど、エチレンガスを出す果物と一緒に袋に入れておくと早く熟します。
 ●キウイのへたはどうする?
 キウイの固い軸の部分を取り除かずに、端のスライスを食べた時に固い軸が口に残ってしまいます。端を切り落とす時に硬い軸の部分を残したまま一周切りいれ、くるっと回すと硬い軸も一緒に取り除けます。
 ●生のままデザートとして
 皮を剥いてケーキのトッピングに使ったり、ヨーグルトなどと一緒に食べると美味しいです。スムージーにも。
 ●ゼラチンを使う場合は要注意!
 アクチニアジンというタンパク質分解酵素を含んでいます。生のままでは、酵素が働いてゼラチンのたんぱく質を分解するため固まりません。加熱することで、酵素の働きを抑えることが出来ます。
 ●ピューレ状に
 ピューレ状にすれば、シャーベットやソースに使用できます。この場合、ミキサーにかけると種がつぶれ、茶色くなることが多いので、ミキサーではなく裏ごしするほうがよいかも。
 ●料理にも
 甘酸っぱい味を活かした前菜やサラダ、魚料理のソースに使ったり、豚肉料理にパイナップルのような使い方をしたりします。
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