「あー高知で鰹のタタキを食べたい…」
待ちわびた涼風の吹く季節といえば、
そうです!
秋は戻り鰹の季節なのです。
燃え盛る藁で一気に焼き上げ、いぶされた鰹のタタキは
焼き目が香ばしく、脂ののった鰹はとろけるよう!
塩とスライスしたニンニクでいただくのが最高…
編集人の目にはありありと藁焼きの風景が浮かび、もう居ても立ってもいられません。
高知行きが決定しました。
淡路島を走り抜けて自動車道を使うと奈良と高知(高知市内)は約4時間半ほどです。
この日は午前6時30分に奈良を出発。
渋滞もなく快適ドライブを楽しみ、四国に入ったところで高松道の津田の松原SAで朝ごはん、目当ては「あなぶき屋」の讃岐うどんです。国産小麦でもっちりとした食感でコシが強い!オプションもいろいろ、ネギをかけ過ぎました。
食後のお散歩がてら、高知県立牧野植物園へ
NHK朝ドラ「らんまん」で人気を呼んだ植物学者・牧野富太郎博士ゆかりの地、五台山の自然に溶けこむように広がる植物園です。

爽やかな森の小道を散策していると、小さな案内板があちこちに見えます。

「雑草という名の植物はない」。植物を深く愛した牧野博士の有名な言葉ですね。
ふだん人が足をとめて見る事もないような植物たちもここでは一人前扱いです。
訪れた人も一つひとつを見てまわりたくなります。
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見るだけでなく、さわったり、葉っぱをちぎって匂いをかいだり。遊びながら楽しく学べる工夫がいっぱい。
子どもも大人もワクワクしてきます。
「ちょっと休憩しようかな」という場所にはテラスやベンチが配されていて、木の温もりを感じる美しい建築物、博士の記念館や図書館では、ゆったりとくつろぎながら美しい映像や絵本を見る事ができました。手入れのゆきとどいた園内は自然との共生の思いが伝わってくるようで、心地よくいつまでも居たくなるすてきな植物園でした。
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植物園が楽し過ぎて時刻は午後2時頃になっていたので、少し早いのですが今宵の宿泊先「オーべルージュ土佐山」でのんびり過ごすことにしました。
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| 高知市内から山道を走って約30分でオーべルージュ土佐山に到着。 | フロントはガラス張りのテラス風。 |
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| はなれの部屋はつり橋の向こうにありました。 | 龍馬も泳いだ!?名水百選にも選ばれた清流、鏡川。
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| 部屋の名前は「太(た)」←みじか! | 和紙のやわらかな灯りに癒され、テラスからは満天の星空を望めます。
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翌朝は、高知の伝統的な「にちよう市」を訪ねました。
高知城そばの大手筋に約1㎞に渡りずらりと露店が並びます。
地元の新鮮野菜や果物、おばあちゃんの梅干し、手作りのちらし寿司、お惣菜、干物、土佐刃物などなど…
地元の人と話しをしながら掘り出しものを見つけるのが楽しい!
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| 夏場は朝5時頃からはじまり、昼前には店じまいとなります。 | 大きなハスイモの葉柄部分。「りゅうきゅうの酢の物」は高知の郷土料理です。
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にちよう市の端まで歩くと高知城が見えてきました。
江戸時代から残る天守のうち、天守閣の縁廻を歩けるのは愛知県の犬山城と高知城だけです。
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| 江戸時代の姿を今に伝える高知城。 | にちよう市で見つけた「帽子ぱん」。 「ひろめ市場」では屋台で有名な安兵衛の餃子、アイスクリンもいただきました。 |
ちょうどお腹も空いてくる頃、ひろめ市場へ!
目当てはもちろん、編集人イチオシのやいろ亭さんの鰹のタタキです。
同店のキャッチコピーいわく
「うちのタタキは高知で一番おいしいと勝手に思うちゅう」
「編集人もそう思うちゅう!」
と相づちをうち、ついに至福の時間となりました。
とろけるようなタタキ、アオサの天ぷら、地酒もいろいろあります。
魚はいまいち好きじゃない…という方も目からうろこの美味しさです。
知らんけど…
高知の美味しい果物や野菜はJAファーマーズマーケットとさのさともおすすめです。
















