Vol.213 2025.09.01 ソバの花

江戸っ子は蕎麦好きで知られます。初物好きが好むのはやはり新蕎麦です。
9月に白い花が咲いた後、10月に実を収穫し、11月頃が新蕎麦の旬となります。
ですが残念ながら、現在のそば粉の8割は輸入で国産は2割にすぎません。

さて、蕎麦は単体で頂くのはもちろん美味しいのですが、日本酒との相性がまた格別です。その歴史は江戸時代にまで遡ります。当時は、蕎麦の作り置きができず、注文がはいってから蕎麦を打って、切り、茹でて、、、と少々時間がかかりました。そこで、日本酒と軽い食事をしながら、蕎麦を待つ、これを蕎麦前と言うんですね。お酒を頂かない方には申し訳ないですが、何だかとても贅沢で粋なひと時に思えます。

関西でソバの花がみられるのは、奈良県桜井市の笠地区京都の南丹市美山町亀岡市の犬甘野兵庫県猪名川町滋賀県高島市和歌山県龍神村などがあります。

 

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