今年はマスク着用でさらに熱がからだにこもり、夏バテを起こしやすくくなる夏です。
夏の疲れの原因は、体の外側からくる暑さと湿気、体の内側に滞る熱と水分。
そうした邪気を取り除いてくれる食材を使ったレシピです。
薬膳のポイントは体の熱と水分を整えて、弱った胃腸をいたわります。
◆からだの熱に作用する食材
小豆、小麦、もやし、にがうり、きゅうり、冬瓜、トマト、レタス、
すいか、バナナ、メロン、梨、緑茶など
◆からだの水分に作用する食材
ハトムギ、小豆、きゅうり、なす、緑豆、すいか、マンゴー、メロン、など
★冬瓜と豚肉の炊き合わせ
冬瓜にはからだの熱を和らげ、のどの渇きを抑える働きがあります。
豚肉との相性も抜群です。
－材料－
冬瓜 小1個 ナス 2本 オクラ 4本 豚バラ肉 300g 水4カップ
中華だしの素 大さじ1.5 オイスターソース 大さじ1.5
－作り方－
豚肉はさっと茹でて脂肪をとっておきます。ナスは切り込みをいれ、オクラは色よく茹でる。
水と調味料で豚肉と冬瓜を煮込みます。
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| 大きい冬瓜だったので1/4を使いました | 豚肉と冬瓜がやわらかくなったらナスを投入 |
★枝豆の冷やし汁
夏の暑さで弱った胃腸をいたわるレシピです。
枝豆には水分代謝を整える作用があり、お肌を潤す効果も！
－材料－
枝豆 200g きゅうり 100g みょうが 2個 もち麦 200g
味噌 大さじ3 すり白ごま 大さじ2 昆布かつおだし汁 3カップ 塩
－作り方－
もち麦と枝豆はあらかじめ茹でておきます。キュウリはみじん切りにして塩でもんで水気を切ります。
みょうがはあらいみじん切り。味噌と白ごまを混ぜ合わせ、出汁で少しずつといていきます。
そこに野菜ともち麦を加えます。
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| 枝豆は枝についたものを選びます | 火を使いません。材料を合わせればできあがり |
【お料理こぼれ話】
冬瓜は白だしで透きとおるように煮てあるイメージがありましたが、
今回の冬瓜の煮物の味付けは中華スープの素とオイスターソースです。
「え？それだけ？どんな味になるんかな？」
と心配になりました。
「しかもえらい色黒…なんだけど…」
恐る恐る？試食してみると見ためほど味は濃くなく、豚の旨味も出て結構美味でした。
冬瓜は大きいまま煮るのが美味しくできるコツのようです。
枝豆の冷やし汁はとにかく簡単です。暑さがスッとひくような気がしました。
どうぞお試しください。
※レシピ参考 「二十四節気を楽しむ薬膳」 薬膳健康づくり研究会 編著 東京農大出版会
中庭のツバメのひな５羽は親ツバメが運んでくるごはんを待っています♪
