爽やかな青麦の写真を見ていると、数年前に放送されたNHK連続テレビ小説
「マッサン」の主題歌「麦の唄」(中島みゆき)の一節を思い出しました。
麦は泣き 麦は咲き 明日へ育っていく♪♪
秋に種をまかれた麦は、冬の寒さに耐えて早春の頃に懸命に芽を出しますが、その芽は「麦踏み」
という作業により踏みつけられてしまいます。酷いようにも思えますが、これは茎の成長を一時的に抑えて根張りを良くするために必要な作業だそうです。
そんな試練を超えてきたからこそ、初夏の青麦は逞しく美しく輝いているのでしょうね。
ところで、オオムギと人との歴史は古く、古代メソポタミア文明の時代に栽培が始まったとされ、
日本でも奈良時代には各地で栽培されていました。
健康への効能も知られており、長寿で有名な徳川家康は好んで麦ごはんを食べていたようです。
最近では、食物繊維が豊富なことから成人病予防やダイエット食品として人気を集めています。