ひと昔前の子どもたちは、今より大地のそばで遊んでいたように思います。
公園で群生するクローバーの中にしゃがみこんで四つ葉をさがしたり、花冠を編んだり、
葉の合間で見つけたテントウムシを手のひらにのせて遊んだこともありました。
などと、ノスタルジックな気分になる花です。
さて、クローバーがオランダから渡来したのは江戸後期のことです。
オランダ船が長崎出島に運んできた医療器やギヤマンなどの
ガラス製品が壊れないように干草が詰められていて、
その種を植えたところ白い花が咲き、
「シロツメグサ」の名がついたといわれています。