Vol.110 2017.03.06 小さな種「チアシード」のすぐれたパワー

豊富な栄養素を含むスーパーフード
チア
チアシードは南米原産のシソ科の植物、チアの種です。
1ミリ程度の大きさの食品ですが、南米では、古代マヤ文明のアステカ時代から食べられてきた食品で、
「水とチアシードがあれば生きていける」
と言われるほど豊富な栄養素を含んでいます。

オメガ3脂肪酸が豊富!動脈硬化や認知症の予防に期待
特筆すべきは、ω(オメガ)-3系脂肪酸の一種「α-リノレン酸」で、炎症やアレルギーを抑制し、動脈硬化や血流改善、認知症の予防効果などが期待されます。
魚介類の他、えごま油やくるみなどにも含まれていますが、現代人には日常摂取しにくい栄養素のひとつです。

ちなみに、厚生労働省が推奨するα-リノレン酸の1日の摂取量は、成人女性で1.8gから2.1gとされています。
普通の食事からはなかなか摂取できませんが、チアシードでは大さじ1杯(12g中)に2gも含まれていますので、毎日摂取すれば摂取基準値がクリアできます。

食物繊維が豊富!便秘、美肌、ダイエット効果も
また、チアシードには、水溶性と不溶性の食物繊維が豊富に含まれており、水溶性の食物繊維は水に溶けてゲル状になることで腸内の余分なものを排出しますし、
水分を保持して膨張し腸の蠕動運動を活発にします。チアシードは水につけておくとゼリー状に膨らみますが、これはこんにゃくと同じ成分、グルコマンナンが含まれるためです。
グルコマンナンは消化できないため、腸内環境の改善や便秘を解消するほか、膨らむことで満腹感を与える効果も期待できます。
チアシードを常用すると肌がきれいに、太りにくい身体になるとされるのは、これらの効果によるものです。

調理の手間がいらず簡単!効果的な食べ方は?
注意したいのは必ず水でふやかすことです。10分以上水につけて、ゲル状になったものを食べなければ、その効果は激減してしまいます。また、お湯につけても栄養素が失われてしまうので、加熱調理などはおすすめしません。

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