Vol.108 2016.12.05 果物を食べよう “ゆず”


ゆず

古くから毎年12月の冬至の日に柚子湯に入るとその冬の間風邪を引かずに過ごせると言われています。
ゆずがメインでぱくぱく食べることはありませんが、様々な料理の引き立て役として日本料理には欠かせない重要な食材です。収穫時期をずらして長く店頭に並んでいますが、本来は明確な季節感を感じさせる味と香りだったのです。

ユズは気温が高い時期は乾燥しないようラップで包むか袋に入れ野菜庫に入れておきます。冬場は室内でも1週間程は大丈夫でしょう。香りが命なので、なるべく早く使いきるようにしてください。

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11月~1月(黄ゆず)
成分
効能
●ビタミンCが豊富
ビタミンCを多く含んでいますが、皮の方が栄養価が高くビタミンCは果汁の4倍近く含まれています。ビタミンCには風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
●ペクチンが豊富
ペクチンは水溶性の食物繊維で、これには整腸作用があり、下痢や便秘を予防する効果や、血液中のコレステロールを減らし動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防にも効果があるといわれています。種の周囲に多く含まれ、マーマレドやピールがおすすめ。
●有機酸類が豊富
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸には疲労回復効果があります。クエン酸などの有機酸にはカルシウムの吸収を助ける働きもがあります。
リモネン・ノミニン・シトラールの精油成分を含みます。
血液循環促進、のど炎症とせき緩和、皮膚がんの抑制効果、毛細血管を刺激し血行がよくなります。新陳代謝を活発にするので、体がよく温まり、冷えに対して効果をもたらします。また免疫力を高める作用により、風邪をひきにくくすると言われています。
食べ方 ●果皮を刻み料理の風味付けに
肉じゃがの隠し味に少し添えたり和え物や冷奴などに果皮をほんのひとかけ添えるだけでとても上品な料理になります。
●絞ってポン酢として
鍋料理や焼き魚にも美味しいです。オイルと共にドレッシングとしても爽やかな風味のサラダが楽しめます。
●炒め物にも
果皮だけでなく、果肉も使って炒め物に加えるといつもと違った香りが引き立つ炒め物が出来ます。
●柚子味噌
練り味噌に果皮をみじん切りにして加え柚子味噌を作れば、野菜の柚子味噌炒めや田楽、野菜や魚などを使って柚子味噌の挟み揚げ、ブイヨンで少し伸ばしてメイン料理のソースなど色々アレンジ出来て日持ちもするので重宝します。
●各種漬け物の香りづけに
浅漬けや醤油漬けを作る時に、ザク切りにしたユズを加えるだけで風味豊かなお漬物が出来ます。またピクルスを作る時にも果皮またはザク切りを加えると美味しいですよ。
●果汁を使って
ジュースでグラニテ(お口直しのシャーベット)を作っても美味しいです。ステンレスボールに果汁と果皮をするおろして少し加え、少し水でのばし、砂糖をほんのり甘くなる程度に加えて冷凍庫に入れ、時々出してホイッパーでかき混ぜては冷凍庫に入れてを繰り返すだけ。また、カクテルを作ってもおしゃれですね

 

 

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