Vol.105 2016.09.05 果物を食べよう “なし”

 

なし

中国が原産とされ、現在では様々な品種改良が行われ、その種類も多数あります。
洋ナシの滑らかな食感に対して、和梨はざらつきがあり、サンドペアと言われ長く海外では人気が無かったようです。そのざらざらまたはシャリシャリした食感は「石細胞」と呼ばれるもののためですが、この石細胞とはリグニンなどの食物繊維によって細胞を包む壁が固くなり、食べた時にそんな食感を下に感じさせています。
シャキシャキした食感を損なわないよう、ビニールなどの袋に入れ、冷蔵庫の野菜室にいれておきます。鮮度が良いうちに早めに食べるようにしましょう。

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8月~11月
成分
効能
●夏バテ回復。疲労回復に役立つアミノ酸の一つアスパラギン酸が多く含まれています。
●咳止め、解熱効果。梨に含まれるソルビトールは、甘く冷涼感のある糖アルコールで、咳止めや解熱効果があるとされています。
●消化促進。タンパク質を分解する消化酵素のプロテアーゼを含んでいます。調理に使えば肉を柔らかくする事が出来るだけでなく、食後のデザートに梨を食べる事で消化を助けます。
●カルウムを多く含む。カリウムは身体からナトリウムを出す働きのあるため、高血圧症の方によいとされています。また、汗と共に流失しがちなので、残暑で汗をかいた時などには水分と共に補給出来て良い果物です。
食べ方 ●梨などの果物の甘味は長時間冷やし過ぎると薄れてしまいます。美味しく食べるには、食べる直前に氷水に浸けて冷やしたり、食べる1時間ほど前に冷蔵庫に移して冷やすようにしましょう。
●お尻のあたりと、皮近くが糖度が高く甘味が強い部分になります。芯の近くはゴリゴリとしていて固く、酸味が強く酸っぱい味がします。食べる時は、皮はなるべく薄く剥き、芯の部分は少し大きく切りとると美味しく食べられます。
●プロテアーゼと言うタンパク質分解酵素が含まれています。これを活かし、梨をすりおろして肉を数時間まぶして浸けこんでおくと肉が柔らかくなります。煮込み料理などに使うと良いでしょう。梨のピューレも旨みとして活かせます。また、柔らかくなり過ぎてしまった梨も、ピューレにして煮込み料理に甘味料として少し加えても良いでしょう。
●生で食べるのが一番。サラダなどにもよいですね。

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