Vol.104 2016.08.01 果物を食べよう “イチジク”

 

いちじく

私たちが通常食べている部分は、実は果実ではなく、花にあたる部分。いちじくは隠頭花序(いんとうかじょ)と呼ばれる花を付ける木。果実のように見える部分は、花軸が肥大化したもので、切った時に粒々のように見えるのが花だそうです。
先の方に裂け目が出来始め、中の紅い花が見えてくるくらいが一番食べ頃です。乾燥を防ぐために保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。日持ちしないので、早めに食きりましょう。

 yjimage0LGBUIMC

 

8月~10月
成分
効能
●水溶性食物繊維ペクチンを多く含んでいます。
水溶性の食物繊維であるペクチンが豊富で、腸の活動を活発にさせ、便秘に効果  があります。
●カルシウムや鉄などのミネラルが豊富です。
●カリウムが豊富で高血圧の予防に良いとされています。
●イチジクにはフィシンなどの酵素が含まれており、食後に食べると、消化を促進させてくれます。また、お酒を飲んだ後に食べると、二日酔いにもなりにくいとも言われています。
食べ方 ●じくの付け根の方から剥くと綺麗に剥けます。コンポートなどにする場合は固めの物を使うので皮が手では剥けない場合が多いですね。そんな時はトマトのように湯剥きをします。沸騰している熱湯の中に浸け、軽く泳がしてから氷水に落とせばツルっと剥きやすくなります。
●そのまま食べても美味しいですが、クリームなどとの相性も良いのでタルトに仕上げたり、ピューレ状にして、ソースやシャーベットや寒天ゼリーなどにしてもおいしいです。ペクチンが多いのでジャムに向いていますが、その際、クエン酸を加えると、味が引き締まり、色も鮮やかになります。
●酵素が含まれているので、生のままではゼラチンを使ったゼリーやムースには使えません。ゼリーなどにする場合は、一度イチジクを加熱処理しないとゼラチンが固まらないので注意してください。ムースにする場合も同じです。
●生ハムと合わせたり、てんぷらなどもおすすめ。
Copyright © 2024 NAKANO SHIRO LADIES CLINIC ,all rights reserved.
〒631-0001 奈良県奈良市北登美ヶ丘5-2-1 / TEL:0742-51-0101 FAX:0742-51-0770