Vol.102 2016.06.06 果物を食べよう “さくらんぼ”

さくらんぼ
さくらんぼは観賞用の桜の木になる実ではなく、主にセイヨウミザクラやスミミザクラなどの種類の実です。 セイヨウミザクラが日本に入ってきたのは明治時代で、北海道に移植されたものが広まり東北などで発展したようです。
桜が付ける桃といういみから「桜桃(おうとう)」とも呼ばれ、政府の標準成分表には「おうとう」として記載されています。
おいしいさくらんぼの見分け方は、一般に軸が緑色をしていて、しっかりついているもの、実が 丸くて張りとつやがあるものを選ぶと良いでしょう。
sakurannbo
5月・6月
成分
効能
●さくらんぼの主成分はブドウ糖などの糖質で、酸味はリンゴ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸などの有機酸によるものです。そのためエネルギー転換が速く、疲労回復や血行促進に効果的であるとされています。 その他にカリウム、鉄、リンなどのミネラル分や葉酸が豊富で、ビタミンAやビタミンC、β-カロテン、ビタミンB1、B2などもバランスよく含んでいます。
●カリウムと鉄分の含有量は果物の中でトップクラス。貧血気味の方にはおすすめです。カリウムの効果ででむくみの解消にも効果的。
●アントシアニン、フラボノイドなどのポリフェノール類を含むことから、活性酸素の生成を抑える抗酸化作用による老化防止効果、β-カロテン・ビタミン類からは美肌効果も期待できますよ。
●果物の多くは体を冷やす作用がありますが、さくらんぼは体を温める食べ物に属しています。
食べ方 ●さくらんぼは追熟しない果物なので、一番美味しいタイミングで収穫されます。食べる直前に冷やし早めに美味しくいただきましょう。(長時間低温下においておくと実が締まって美味しさが損なわれてしまいます)
●生のままデザートやお菓子のトッピング。
●チェリータルトなどの焼き菓子に。
●保存するにはジャムやコンポートの他、チェリー酒などに。
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