黒豆 「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。黒豆は大豆の一種で、表皮にアントシアニン系の色素を多量に含むために黒い色をしており、一般栄養成分のほかに豊富に 栄養素がバランス良く含まれています。 お正月だけでなく、日常で食べたいものです。 |
旬 | 9月~11月 |
成分 ・効能 |
◆豊富な栄養素 栄養素は大豆とほとんど同じで、必須アミノ酸が多く含まれている良質のたんぱく質をはじめ、ビタミンB1、B2、脂質が多量に含有されています。 ◆豊富な不飽和脂肪酸 脂質も大豆と同様に大半が不飽和脂肪酸なので、コレステロールや中性脂肪の増加が抑えられます。 ◆動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防 サポニンやアントシアニンの強い抗酸化作用と相まって動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防します。 ◆豊富なビタミンB1 エネルギー代謝を盛んにして疲労回復や夏バテに効果があります。さらには冷え性や二日酔いなどにも効果があるといわれています。 |
調理 | ◆しわの寄らない黒豆の作り方 しわの寄らない、ふっくら、つやつやの煮豆にするコツは、空気に触れないように、いつも煮汁につかっているように煮ることです。重曹を入れると豆が柔らかく煮え、錆釘や鉄玉子を入れて煮ると色が黒々とします。(黒豆のアントシアニンと鉄が反応するとつやつやの黒に。最近はコーティングされている鉄釘がほとんどなので料理用の鉄卵などを使うとよいですね) |