Vol.96 2015.12.07 野菜を食べよう “ちぢみほうれん草”

 

ちぢみほうれん草
冬季限定のホウレン草!
寒締めホウレン草とも呼ばれ、一般的なホウレン草は寒い冬の間はハウスやトンネル栽培が中心になりますが、昔ながらの露地栽培をすることにより寒さに耐えられるように葉に厚みが出て糖度が上がり旨みも増すのです。ホウレン草は少しでも日光に多く当たるよう地面に張り付くように葉を広げ、葉が縮れた状態に育つことからちじみホウレン草と呼ばれるようになりました。葉が肉厚で甘味があり、ほうれん草らしい味が濃く感じられます。当然、カロテンやビタミン類などの栄養成分も多く含まれ、五訂日本食品標準成分表でみると夏場の物と比べビタミンCが3倍も多くなっています。
ほうれん草
12月~2月
成分・効能 栄養価が高い緑黄色野菜です。
ビタミン、ミネラルが豊富です。
非常にたくさんのカロテンを含みます。
β-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用があります。その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
骨の形成や健康維持に効果があると言われています。
ホウレンソウの赤い根の部分にはマンガンが含まれており、たくさん含まれているカルシウムやマグネシウムと共に、骨の形成や健康維持に役立ちます。
旬は栄養価が高い! 
調理

◆普通のホウレン草はアクがあるので、基本的には生では使いません。一度茹でて冷水に落としてから使います。その際、ビタミンCが失われないように、できるだけ短時間で茹で上げ、冷水に浸す時間も短く、すぐに絞るようにします。塩はなしでOK。

◆ほうれん草を茹でる時のポイント!
1.根もと部分を先に茹で、葉の部分は更に短時間でしゃぶしゃぶ感覚。
2.鍋は大きく湯はたっぷりで。
3.切ってから茹でるのではなく、根を付けたままの状態で茹ます。
こうすることで余分に栄養が流れ出るのを防ぐとともに、使う際に揃えた形に盛り付ける事が出来ます。

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