Vol.93 2015.09.07 野菜を食べよう “なすび”

 

なすび
りっぱな夏野菜です。9月ごろに収穫されるものは身も締まり、種が少なくさらにおいしくなるそうです。センリョウナス、ナガナス、ベイナス、広陵サラダナスなど種類は様々。
各地の伝統野菜となっているもの、イタリアの野菜ナスなどもありますよ!
 
なすびを選ぶ時には、張りがあり、表面につやがあるものを選んでください。ヘタの部分に棘がありますが、この棘がしっかりと立っている物、触ると痛いような物が新鮮です。もった時にずっしりと重みを感じるものを選びます。軽い物は中がスカスカしていて美味しくないです。
 
ナスは暖かい時期に採れる野菜なので、冷蔵庫に入れておくと低温障害を起こしやすく、硬くしまって傷みも早くなります。袋に入れて冷暗所に保存し、なるべく早く使いましょう。
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 7月~9月
成分・効能 強い抗酸化作用
紫紺色はナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種です。アントシアン系の色素で、強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強く、またコレステロールの吸収を抑える作用もあるそうです。

体を冷やす
夏野菜で体を冷やしてくれる効果があります。

よく「秋ナスは嫁に食わすな」という事を云いますが、秋ナスが嫁に食わすには勿体ない位美味しいからという説の他に、ナスには身体を冷やす効果があるから、嫁の身体を思えばこそ冷やさないように食べさせるなという説もあるそうです。
残念ながら多く含むビタミン、ミネラルはほとんどありません。
調理

水ナスや広陵サラダナスなどの一部を除き、一般的なナスにはアクがあるので、新鮮なものでも生ではいただけません。
切り口が空気に触れるとアクが酸化して黒ずみがでます。料理の仕上がりになすの色をキレイに出したいとき、えぐみを感じたくない時はアク抜きを。薄めの塩水に5分ほどさらして、しっかりと水分を拭き取るだけで、アク抜きは完了。

油との相性がとても良いですが、油の吸いすぎに注意。煮物などにする場合も、一度高温でさっと揚げてからのほうが旨みが出る上、色の変化やナスニンの流失も抑えられます。
使い勝手の良い野菜で、煮て良し焼いて良し炒めて良し。さらに漬物良し。

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