ドクダミという名の由来のひとつに「毒矯め(どくだめ)」があります。「矯める」は、曲がっているものを伸ばしたり、まっすぐなものを曲げたりして形を整える、改めて直すの意味。ほかにも「十薬(じゅうやく)」の呼び名があるように薬用植物として、古くから毒消しや食あたりに使われてきました。江戸時代の本草学者・
貝原益軒は「大和本草」に10種類の薬効を記しています。
花びらのように見える白十字は苞葉(ほうよう)で、真ん中の突起した部分には、雄しべと雌しべが、たくさん集まっています。苞葉をよく見ると、一番大きな苞葉と一番小さいのが対になっていて、あとの2枚はほぼ同じ大きさです。自然の法則って不思議ですね。