Vol.90 2015.06.01 野菜を食べよう

 

ラッキョウ
ラッキョウは中国が原産とされるネギ科の植物。主にふくらんだ鱗茎(りんけい)部分を食用とする。
市場には根を少しだけ残して葉の部分と共に切り取られた状態の「根付きらっきょう」や「泥付きらっきょう」と、根を綺麗に切り取り、表面も酢水で洗い、すぐに使える状態にされた「洗いらっきょう」がある。
その他、島ラッキョウは沖縄の特産として知られ、ラッキョウの一種。葉付きの細いらっきょう、エシャロットはラッキョウを土寄せして栽培され、若取りされたもので、クセが弱く生のままでも食べられる。
ラッキョウを選ぶときは、鱗茎が十分に生育しふっくらとしていて、全体に粒がそろっているものを選ぶ。出荷される直前に葉と根を切り取られるが、成長が早くすぐに切り口から芽が伸びる。鮮度をみるにはその切り口から伸びた芽の長さで判断。鮮度が落ちて、芽が伸びすぎているものは身痩せしていたり、表面が乾燥し、より何重もの皮を剥かなければならなかったりするので避ける。
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 5月中旬~7月
成分・効能 ◆特有の辛味と香りが有効成分
特有のにおいのもとは硫化アリルの一種アリシンという物質。これはビタミンB1の吸収を助け、
疲労回復や滋養強壮に効果がある。また、免疫力を高め、がんの予防にも効果があると言われている。
更に、血行促進により、冷え性や動脈効果、血栓の予防にも効果的。
◆食物繊維がたっぷり
非常に多くの食物繊維が含まれている。
◆食欲増進効果
特有の香りには、食欲を増進させる効果がある。
調理

◆調理のポイント
一般的には甘酢漬けや醤油漬けにする事が多いが、生のまま刻んで炒め物に使ったり、
そのまま天ぷらにして食べても美味しい。また、甘酢漬けにしたものを使った料理も美味しい。
◆醤油漬け

ラッキョウを掃除し、綺麗に洗ってから、沸騰させている熱湯に10秒ほど泳がせて殺菌し、
ザルに揚げる。表面の水分を綺麗にふき取って殺菌済みの密封容器にラッキョウを詰め、
そこに醤油3:みりん2:酢1の割合で混ぜておいた漬け汁をラッキョウが浸るまで注ぎ密封。
2週間目あたりから食べられるようになり、冷蔵庫に入れておけば半年ほどは保存できる。
◆天ぷら
ラッキョウの薄皮を剥き、根の部分と芽が出る先の部分を少し切り取り、丸ごと衣を付けて天

ぷらにしても美味しい。
◆甘酢漬けを使った料理も
ラッキョウの甘酢漬けをうすくスライスし、サラダに加えたり、色々な和え物に加えることで
味と食感にアクセントを付けることができる。

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