「うわー!シロ!城、白!」
平成の大修理で半世紀ぶりに生まれ変わったお白、いやお城、姫路城です。
美的完成度が木造建築の最高の位置にあり、世界的にも他に類をみない優れたものとして、奈良の法隆寺とともに世界遺産に登録されています。別名は「白鷺城」。
なんでも、白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)と呼ばれる壁や窓の格子だけでなく、瓦の継ぎ目(目地)にまで漆喰を塗る工法で、目地が盛り上がっているので見る角度によっては屋根瓦の灰色が隠れて真っ白に見えるんだそうです。
昭和の大修理(昭和35年終了)と違う点は、漆喰に防カビ剤を混ぜたところ。それでも数年後には、黒カビが生じてくるので、この真っ白なお城が見られるのは今だけ。次は、50年後の修理の後になるそうです。工事はまだ続いていて、今年3月27日に完了し、一般公開になります。青空に映える純白のお城は美しく、威風堂々たる姿は一見の価値ありです。
千姫ゆかりの西の丸櫓群・長局(百間廊下)は約121間(約240m)、
と観光ボランティアのおじさんが教えてくれました。
大河ドラマで大人気の「黒田官兵衛」歴史館(城内にあります)は1月10日まで見学できます。
この丸い写真はな~んだ?? 正解は壁にある鉄砲窓です。ついのぞきたくなります。
お城見学の後はこれ!お城焼き。上品な甘さのこしあんと蜂蜜入りの生地が絶妙。80円
さて次に向かったのは「日本玩具博物館」。姫路城から約10キロ。白壁土蔵づくりの建物が田園風景のなかに見えてきました。
博物館は六棟あり、日本の郷土玩具、近代玩具、伝統人形、世界160カ国の玩具、約9万点が展示されているユニークな博物館です。
民芸調の館内はやわらかな明かりが灯り、赤色の敷物に無数の玩具が並んでいます。一つひとつ眺めているうちにほのぼのした気分になります。
今年の主役のヒツジくんいろいろ
手にとって遊べるコーナー。小鳥がエサをついばんだり、ビー玉が転がり落ちたり、どの玩具も工夫があって、
動きは単純ですが、繰り返し遊んでしまいたくなるから不思議です。
おお~!オバQ! ドンガバチョ!トッポジージョ!(皆さんはご存じない??)
「これ昔、あったよね」と懐かしさ満々です!
クリスマスの奥深さを味わえる「世界のクリスマス展」(1月20日まで)
インドネシアのサンタは羽がはえてる! ジンバブエ キリスト降臨人形
たまご型のサンタは表情がゆたかです くるみにはいったキリスト様
どれもこれも興味深く、クリスマスの歴史やそこにこめられた人々の祈りも感じることができるステキな企画展です。季節ごとに企画はかわり、手づくりおもちゃの講習会やイベントも開催しています。
日本玩具博物館 http://www.japan-toy-museum.org/
兵庫県姫路市香寺町中仁野671-3
TEL: 079-232-4388