Vol.82 2014.10.06 50歳から急増する卵巣がん

50歳から急増する卵巣がん
子宮がんと卵巣がん、どちらの死亡者数が多いと思いますか?
国立がん研究センターの統計によると、2012年の死亡者数は、子宮頸がん2712人、子宮体がん2092人、卵巣がん4688人です。

ところで、閉経すると卵巣は心配ないと思っていませんか?
卵巣がんは、ここ50年で約10倍増加し(図1)、50代から急増します(図2)。つまり閉経した後にこそ、「卵巣がん」は注意をしなければいけません。

なぜ卵巣がんの死亡率は高い?
「卵巣がん検診」って言葉はあまり聞きなれません。「膵臓がん検診」も同様です。ですが、どちらも進行が速く死亡率も高い癌です。その理由のひとつとして、どちらのがんも予防に有効な検診の間隔や方法が定まっていないことがあげられます。ちなみに卵巣がんは女性特有のがんの中では死亡率が第1位です。

40歳を過ぎたら卵巣がん検診
卵巣がんの唯一有効な検診法は経膣エコー検査で、痛みはなく短時間で終わります。40歳以上の方は、卵巣がん検診の意識が大切です

卵巣がん患者数・死亡者数の推移 1975~2005年齢階層別 卵巣がん患者数 2005年

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