★ HIVとエイズはどうちがう？
HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」のことで、エイズはHIV感染することで発症する病気を指します。HIV感染したすべてのひとがエイズを発症するわけではありません。
HIV感染 → 感染初期 → 無症状期 → エイズ発症
HIV感染してもすぐに症状はあらわれず、無症候期は約10年（個人差あり）。この間、自覚症状はなく他人へ感染させることもあります。他の病気と比べて発症まで時間がかかるのが特徴です。
★ 増加するHIV感染者とエイズ患者
「エイズとは関係ない」「自分はだいじょうぶ」と思っているひとは多いですが、2013年1年間に、ＨＩＶ（ヒト免疫不全ウイルス）に感染したひとは1,106人、エイズ（ＨＩＶによって発症する病気）患者数は484人。両者を合わせると、昨年は1,590人のひとが新しく感染あるいは発症し、その総数は23,015件（凝固因子製剤による感染例は除く）に達します。さらに、検査を受けていない隠れHIV感染者を合わせると10万人（約1,000人に１人）に達する可能性があります。
下のグラフが示すように、感染者数が急増し、ここ数年では1,500人単位で増え続けています。このように感染者が増加しているのは、先進国のなかでは日本だけです。
ＨＩＶ感染のほとんどは性感染（セックス）によるものです。学校等でのＨＩＶ感染予防についての啓蒙活動が急務で、予防のための当たり前の取り組みを浸透させていく必要を強く感じます。
エイズ予防情報ネット http://api-net.jfap.or.jp/
★ 検査を受けるには？
HIV感染についての相談、ＨＩＶ検査は匿名、無料で受けられます。
※受付から結果説明まで約1時間半（要予約）
検査実施施設
奈良市保健所 0742-93-8397 毎月第1 ・ 2 ・ 3 月曜日 午後1時30分～3時
相談窓口
保健所 保健予防課 0742-93-8397
