5大栄養素のビタミンに多く含まれる食品
脂溶性ビタミン
生理作用 | 供給源の食品 | 多く含まれる食品 | |
A | 視覚機能、上皮細胞の機能維持、成長促進、細胞の増殖・文化の制御、免疫機能の維持に関与。 | 緑黄色野菜、ウナギ、バター、レバー、など。 | 豚レバー、鶏レバー、アンコウの肝、ウナギのかば焼き、銀だら、モロヘイヤ、カボチャ、にんじん、あしたばなど。 |
D | カルシウムとリンの吸収および代謝、骨の形成や促進に関与。 | 魚類、肝油、干しシイタケ、など。 | アンコウの肝、紅ざけ、塩ざけ、カラフトマス、さんま、いさき、シマアジ、イワシ丸干し、白キクラゲ、黒キクラゲなど。 |
E | 強力な抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に有効。 | 植物油、豆類、小麦胚芽、魚類、など。 | キングサーモン、ウナギかば焼き、マグロ油漬け缶詰、子持ちかれい、ひまわり油、サフラワー油、かぼちゃ、アーモンド、小麦胚芽など。 |
K | 止血に必要な補酵素。 | 緑黄色野菜、納豆、穀物胚芽など。 | 納豆、あしたば、ツルムラサキ、カブの葉、おかひじき、春菊、ほうれんそう、大根場、とうみょうなど。 |
水溶性ビタミン
生理作用 | 供給源の食品 | 多く含まれる食品 | |
B1 | 糖質代謝の補酵素。 | 豚肉、米ぬか、大豆など。 | 豚ヒレ肉、ウナギのかば焼き、豚もも肉、豚ロース肉、そば、玄米ご飯、大豆、小麦胚芽、絹ごし豆腐など。 |
B2 | 成長を促進する因子、エネルギー代謝に重要不可欠な物質。 | レバー、乳製品など。 | 豚レバー、牛レバー、鶏レバー、ウナギの蒲焼、マコガレイ、ズワイガニ、サバ、さんま、牛乳、納豆など。 |
B6 | アミノ酸代謝や神経伝達物質の生成に関与。 | 酵母、肉類、卵、イワシ、大豆など。 | カツオ、まぐろ、鮭、さんま、牛レバー、鶏レバー、鶏ささみ、バナナ、サツマイモなど。 |
B12 | 悪性貧血を防ぐ因子。動物性食品にのみ含まれる。 | 肉類、ニュウセイヒン、牡蠣など。 | 牛レバー、鶏レバー、牡蠣、さんま、アサリ、豚レバー、シジミ、イワシ丸干し、さば、ホタテ貝など。 |
ナイアシン | ペラグラを防ぐ因子。糖質、脂質、アミノ酸代謝の酸化還元酵素の補酵素。 | 肉類、魚類、卵、豆類など。 | たらこ、かつお、ムロアジ、まぐろ、カジキ、さば、豚レバー、牛レバー、豚ロース、落花生など。 |
パントテン酸 | 酵母の成長因子。糖質、脂質、アミノ酸の代謝に関与。 | 肉類、卵、豆類、魚介類など。 | 鶏レバー、豚レバー、牛レバー、子持ちがれい、ニジマス、たらこ、鶏モモ肉、納豆、ウナギのかば焼き、アボガドなど。 |
葉酸 | 貧血予防効果のある因子。正常な造血作用を保つ。 | 肉類、卵、豆類、緑黄色野菜、など。 | 牛レバー、菜の花、なばな、ホウレンソウ、枝豆、モロヘイヤ、ブロッコリー、芽キャベツ、春菊、ヒヨコマメなど。 |
ビオチン | 酵母の成長因子。腸内細菌で合成される。 | 肝臓、豆類、卵、乳製品、野菜類など。 | 牛レバー、乾燥大豆、卵、牛乳、ヨーグルト、ニシン、鮭、トマト、ホウレンソウなど。 |
C | 強い抗酸化作用をもつ。 | 柑橘類、野菜類、イモ類など。 | 菜の花、柿、グァバ、赤ピーマン、ネーブルオレンジ、はっさく、ブロッコリー、キウイフルーツなど。 |