14.不正性器出血

Q:不正性器出血とは?
A:生理が終わって一週間も経たないうちに出血があったり、だらだらと少量の出血が続くなど、生理以外におこる膣や子宮からの出血のことをいいます。出血 は、女性の病気の重要な症状です。ピンクや褐色でも出血と考えます。生理以外に白かクリーム色以外の分泌物がある場合は何らかの異常のサインとなります。

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Q:考えられる原因はなんですか。
A:原因は様々で、症状も個人差がありますが、妊娠の可能性がない場合、参考までに次のようなケースがあげられます。

●生理と生理の中間ごろに1〜数日少量の出血がときどきある
排卵期出血の可能性が高く、病気ではありません
● 多量の出血がある
子宮筋腫や子宮筋腺症(子宮内膜症)、進行した子宮の悪性腫瘍が考えられます。
● おりものに小量の茶色っぽい血が混じっている
子宮頸管ポリープ、子宮頸ガンの初期、子宮膣部びらんや膣炎をおこしていることもあります。
● セックスの後に出血があった
膣の粘膜や子宮膣部が傷ついて出血することもあります。これらの疾患や外傷などがない場合は機能性出血といいます。

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Q:機能性出血とはどんなものですか。
A:ホルモンのバランスが崩れておこる出血をいいます。生殖機能がまだ未成熟な思春期や卵巣の機能が低下する更年期におこりやすいです。また、環境の変化やストレスが原因で一時的に出血することもあります。

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Q:どんな診察をしますか。
A:出血に関してその量や持続期間、生理周期との関係(最終生理や最近の生理周期など)、セックスや排尿、排便との関連、出血以外の症状や何か薬を服用し ているかなどを詳しくお聞きします。妊娠の可能性がなければ、超音波検査(エコー)で子宮や卵巣に異常がないか調べます。中高年の方には子宮頸部、体部の がん検診をします。

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Q:どんな治療をしますか。
A:年齢や考えられる原因によって、一人ひとり、治療内容は変わります。主な治療は、子宮や卵巣に異常がなくて、2〜3日で出血がとまれば、そのまま経過 をみます。1週間以上続く場合、ホルモン療法で出血を止めます。若い女性で排卵周期が安定しない場合、ホルモン剤や排卵誘発剤を服用して卵巣機能を整えま す。

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Q:どんなことに気をつければいいですか。
A:異常を感じたら、症状などできるだけ詳しい情報を把握すること。更年期の頃の出血は卵巣ホルモンの低下によることが多く、心配ないケースが多いです が、背後に大きな病気があることもあるので自分で判断せずに早めに受診してください。 特に症状がなくても、年に一度の検診をおすすめします。

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