Vol.144 2019.12.02 骨粗しょう症の現状と検診

骨粗鬆症の現状と検診
日本では、急速な高齢化により骨粗鬆症は年々増加し、約8割が女性です。
日本人女性の10人に1人が大腿骨頸部骨折を起こし、要介護原因になります。

当クリニックのデータをご覧下さい。

ほねグラフ1  ほねグラフ2
年代別 骨粗しょう症+骨量減少 有病率 腰椎・大腿骨近位部の骨粗しょう症or骨量減少者

「年代別の骨粗鬆症+骨量減少の有病率」を見ていただくと、閉経する50代から急激に増加することがわかります。つまり骨粗鬆症の検査は50歳から開始する必要があります。

骨密度の検査部位
現在、奈良市の検診や多くの施設では、手首や踵の骨密度を測定しています。ただし、骨密度は測定する骨によって大きく数値が変わります。

「腰椎・大腿骨近位部の骨粗鬆症又は骨量減少患者」を見ていただくと、大腿骨近位部のみ有病数が、腰椎のみ有病数に比べて圧倒的に多い事がわかります。

『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』では、「大腿骨近位部と腰椎の2カ所測定」を推奨しています。50歳からの骨粗鬆症検診を始めましょう。

 

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