朱色の花と濃緑色の葉のコントラストがみごとです。
漢字では「君子蘭」と書きますがランの仲間ではなく、
ヒガンバナ科、分類法によってはユリ科に分けられることもあります。
原産国は南アフリカ。数種あり、
明治時代に日本に渡ってきたのは、花を下向きにつけるノビリスという種類。
このノビリスが意味する「高貴な」に当て、「君子」の名がついたようです。
現在、一般に出回っているのは別種のクリビア・ミニアタで、
写真のように花が上から横向きに花をつけます。
4月に最盛期となるクンシランは、冬の寒さに2ヶ月ほどあてることが大切で、
寒さに耐えたパワーで花茎がグンと伸びて順調に育つ性質があります。
この花に心惹かれるのは美しさだけでなく、
うちから発せられる力強いエネルギーのせいかもしれませんね。