花の色は、ブルー、薄紫、ピンクなど多くの種類があります。
女性の名のようにも思える名前は「海のしずく」を意味するラテン語で、地中海沿岸に咲くことに由来します。
古代から医学や宗教儀式などに利用されてきたローズマリーには、心身ともに刺激をあたえ、
機能を促進する働きがあり、「若返りのハーブ」としても知られています。中世ヨーロッパにはこんな逸話が残されていました。
ハンガリー王妃エリザベートは70歳を過ぎて、体の不調に悩まされていました。そんな王妃の健康を案じ、イタリアの修道院から、ローズマリーのチンキ(ハーブを液体で漬け込んだもの)が献上されました。これを用いた王妃は、健康をとりもどし、ローズマリーの魔法の水「ハンガリアンウォーター」でみるからに若々しくなりました。そして…隣国ポーランドの若いイケメン(?)王子に求愛されたと伝えられています。なんと!50歳ほどの年の差だったとか。
若いすてきな男性が現れるかどうかはさておき、ローズマリーの爽やかな香りをアロマセラピーや料理にも使って、いつまでも若々しくいたいものです。葉は魚や肉料理の風味付けに手軽に利用できます。ただし高血圧のひとは、多量には使わないようにご注意ください。