「かんたん★セルフケア」では、
さまざまな不調を和らげる方法を看護師YOKOがご紹介します。
今日は、友人の疲れ子ちゃんがやってきました。
疲れ子: 最近疲れが取れなっくて・・・。朝もぜんぜんすっきりしないのよね。
季節のせいもあるのかな。
Yoko: 暑さのせいもあるかもね。食事をちょっと見直したり、適度な運動や睡眠の
取り方で体の疲れってとれるのよ。
疲れ子: えーほんと!でもいろいろやらなきゃいけないんでしょ。
Yoko:すぐにできることからやってみればいいのよ。
朝がすっきりしないなら、睡眠のとり方を考えてみれば。
睡眠は寝る時間じゃなくて睡眠の質なのよ。どれだけ深く寝入ることができたかが大切。
寝る前の環境や寝具も考えなくちゃね。とくに枕って大切なんだよ。
一度自分の枕をチエックしてみるといいよ。
★あなたの枕チェック!
枕をした状態で目を閉じぱっと開けると真上を見ていますか?
少し斜め前をみている:枕が高めかもしれません(あごを引きすぎた感じ)
少し斜め後ろをみている:枕が低すぎるかもしれません(のけぞった感じ)
*枕チェックする時は床など硬いところでしてみてください。
★枕はどこにするの?
枕は目をぱっと開けた時、真上を見るように首に当てると、
首の筋肉の緊張が和らぎます。
★なぜ首に枕をするの?
人の首の骨(頸椎7本)、背骨(胸椎12本)、
腰の骨(腰椎5本)、仙骨は決まった角度で
つながり、生理的な弯曲(わんきょく)があります。
首は前カーブ、背骨は後ろカーブ、
腰は前カーブ、横から見ると人の
体はSの字になっています。
生理的弯曲が崩れると、筋肉が緊張します。たとえば、首の前カーブが
ストレートになると、背骨も腰もカーブがなくなってきます。常に全身
が緊張しつづけ、肩こりや頭痛、疲労が強くなります。
人が寝る時もできるだけ生理的弯曲を崩さないようにすれば体はリラッ
スでき、深い眠りに入りやすいですね。
首に適度な枕をして首の前カーブを支えれば、首や肩の筋肉がリラック
スするんですよ。
★どんな枕をしたらいいの?
いろんな枕がありますが合わない方は、とりあえずバスタオルを4つ折
りにしてクルクル巻いたものを使ってもいいかもしれませんね。
自分にあう高さに調整します。
★枕があってるか見る方法はある?
これでいいの?と心配の方は首が緊張してないか見るのもいいです。
首を大きく左右どちらかに向けてください。
耳の後ろから鎖骨まで硬く筋のようなものが触れますね。
これは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉で首を
緊張させると硬く触れます。
枕をしてこの筋肉の緊張具合をみます。
首に適度に合っていれば、柔らかくなっていますよ。