中野司朗レディースクリニック
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【産婦人科・女性内科(脂質代謝)】

『ゆんたく』 2012.10.22 Vol.247

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★★『ゆんたく』★★

■Dr.Shiroです
最近風邪をひきやすくなったり、以前に比べて長びいたりする方はいませんか。今回は風邪・インフルエンザについての話題です。

インフルエンザ以外の風邪・感冒の治療薬で、ウイルスそのものに有効な治療薬は現代医療ではみあたりません。二次感染を防ぐ意味での抗生物質、対症療法としての解熱鎮痛剤・鎮咳剤・去痰剤・抗ヒスタミン剤などは使用されていますが、ウイルスそのものは治療できず、胃腸障害などの副作用を伴う場合もあります。

漢方では、2000年近くも前から風邪の初期から治す処方が考案されています。漢方薬は即効性がないと思っている方が多いようですが、急性期に証(漢方ではその人の体質や病状を証と呼びます)に合った漢方を処方すれば20-30分で効果が現れます。代表的な漢方処方をいくつか紹介してみましょう。

風邪の急性期(太陽病期)で、頭痛・悪寒・発熱や首のうしろから肩甲骨に凝りを伴い汗がでにくい場合、実証(いわゆるがっちりタイプ)の方には葛根湯(かっこんとう)が有効です。葛根とは葛(くず)の根っこです。また、虚症(一見虚弱体質)では桂枝湯(けいしとう)や麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を用います。咳や薄い泡状の痰・激しいくしゃみと鼻水を伴う場合には小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、慢性期に入って咳が長引く場合には麦門冬湯(ばくもんどうとう)など、その人の証によって方剤を変えます。

私の場合は実証タイプで、普段から肩が凝りやすく、風邪のひき始めには関節痛や微熱・首の後ろの凝りなどの症状が出ます。そんな時には、葛根湯を2包(ツムラの方剤の場合)温湯に溶かして、ふーふーしながら飲みます。すると汗が出て、関節痛や熱感が楽になってきます。大切なことは、同じ症状でも証によって方剤は変わり、同じ方でも病期によって方剤は異なります。風邪・感冒は漢方の得意分野といえます。

■奈良市の検診
下記の検診はすべて当クリニックで受診していただけます。

★子宮がん・乳がん・大腸がん検診
7月1日~2月末日

★特定健診(奈良市国保)
7月1日~1月31日

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