奈良市の骨粗鬆症検診の問題点

奈良市の骨粗鬆症検診
奈良市では、40歳~70歳の女性を対象に、5年毎に骨粗鬆症検診を実施しています。測定部位は、橈骨(手首の骨)です。実際、多くの医療施設で手首やかかとの骨密度測定が実施されています。
では、これらの測定部位で骨密度の評価は大丈夫なのでしょうか?

「骨密度は、測定部位で異なる」
皆さんは、「測定する骨によって骨密度が違う」って知ってましたか?
例えばあなたの筋肉量、足の筋肉量が多い人、腹筋が強い人など、生活習慣(学生時代のスポーツ、現在の仕事や趣味など)で異なりますね。骨だって、全身全て同じ骨密度ではないんです。

骨密度はどこの骨を測るかが重要
実際、「腰椎」と「大腿骨頸部」(太ももの付け根)の骨密度を同時測定した当クリニックのデータ(1,000人以上)でも、約40%の方が大腿骨頸部の骨密度が10%以上低い結果です。
骨密度測定の目的は、寝たきり予防です。そして、転倒骨折による寝たきりの最も重要な原因が、「大腿骨頸部骨折」です。(日本人女性の生涯リスクは、約10人に1人)
つまり「大腿骨頸部」の骨密度測定が、寝たきり予防に一番信頼できる測定法です。
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年度版」では、
最も信頼性の高い測定法と測定部位は、「DXA法で、腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましい」
と明確に記載しています。

50歳の骨密度測定
骨粗鬆症リスクの高い方は、運動不足、痩せ体質、偏食極端なダイエット経験のある人、血縁者に大腿骨頸部骨折を起こした人がいるなどです。
骨密度は女性ホルモンが減少する更年期、つまり50歳からの10年間はジェットコースターのように急激に減少ます。
「50歳の骨密度測定」は、将来の寝たきり予防に重要です。

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