抗酸化成分ポリフェノール
一時期、赤ワインに多く入っていると、赤ワインブームの立役者になったポリフェノールですが、
その種類は自然界に5000種以上あると言われ、すべてが、植物の光合成時に出る物質です。
それぞれにさまざまな効果を発揮しますが、すべてに共通しているのは、抗酸化作用と抗菌作用です。抗菌作用は体内に入った細菌をシャットアウトしてくれる作用ですが、アンチエイジングのために覚えておきたいのは、豊富な抗酸化作用です。
ポリフェノールは、抗酸化作用によって活性酸素を減らし、細胞の老化を防ぎ、シミ・シワ・くすみ・たるみから肌を守ります。また、イチゴやラズベリー、ザクロ、リンゴ、ナッツ類などに含まれるポリフェノール・エラグ酸がメラニン色素の発生を抑制します。エラグ酸のある食品にはビタミンも多いので、抗酸化ビタミンも同時に摂取でき、肌に効果的です。
また、ポリフェノールの中でもリンゴポリフェノールやカカオポリフェノールは高血圧予防・改善の効果があります。リンゴポリフェノールは高血圧を引き起こす酵素・アンジオテンシンの働きを阻害し、カカオポリフェノールは血管を広げて血圧を下げます。その他、お茶のカテキンやコーヒーのクロロゲン酸には、代謝を活発にさせ脂肪燃焼を促す効果が、ウーロン茶に含まれるウーロン茶重合ポリフェノールには、脂肪の吸収の抑制、メタボ解消などの効果があります。
こうして効果を並べてみるとアンチエイジングには欠かせない成分ということがわかりますが、残念なことに体に蓄積していくことはできません。