Vol.137 2019.05.07 子宮体がんの最新統計その2

表1

表2

子宮体がんの最新統計
上のグラフは、1975年から2014年の約40年間における、子宮頸がん(青)と子宮体がん(赤)の罹患者数の年次推移を示しています。子宮体がん患者数は40年前の10倍以上増え、子宮頸がん患者数を上回っています。

下のグラフは、1975年から2014年の約40年間における、50歳未満の子宮体がん患者数の年次推移を示しています。ここ40年間で、50歳未満の体がん患者数も増加しています。

不正出血がある場合は年齢に関係なく体がん検査を受けましょう
体がんの検査方法は、細胞診と経膣エコー検査です。
子宮体部から細胞をとり、顕微鏡で調べ、同時に経膣エコー検査で子宮内膜の状態をチェックします。細胞診で異常がみつかった場合は、子宮内膜の組織検査をおこないます。

 子宮体がん検診の正診率(正しく診断する割合)は約90%と高く、細胞診に異常がない場合でも、経膣エコー検査による子宮内膜の観察(体がんでは内膜が厚くなります)が非常に重要です。

 不正出血がある場合や、経膣エコー検査による子宮内膜の肥厚がある方は、定期的に子宮体がん検診を受けることを推奨します。子宮体がんリスクの有無を確認しておきましょう。

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