Vol.131 2018.11.05 中鎖脂肪酸が豊富なココナッツ

ココナッツオイルの効用

中鎖脂肪酸が体脂肪の蓄積を抑える
ヤシの実であるココナッツは、果汁をそのまま飲んだりエスニック料理に使ったりするのが
ポピュラーですが、最近は体に良い油としてココナッツオイルが話題になっています。

ココナッツの果肉は果物にしては珍しく脂質が多いのが特徴です。その割合は水分がおよそ47%なのに対し脂質がおよそ33%、「主成分が脂肪だと太りやすいのでは?」と思ってしまいがちですが、含まれる脂質のほとんどは「中鎖脂肪酸」で、エネルギー転換が早く、体脂肪の蓄積抑制に役立ちます。抗酸化作用のある中鎖脂肪酸は、積極的に取り入れて欲しい良い油です。 ac19ddb98d2ed1272366df3d6f33ab2b_s

 

ココナッツの果肉は果物にしては珍しく脂質が多いのが特徴です。
その割合は水分がおよそ47%なのに対し脂質がおよそ33%、「主成分が脂肪だ
と太りやすいのでは?」と思ってしまいがちですが、含まれる脂質のほとんど
は「中鎖脂肪酸」で、エネルギー転換が早く、体脂肪の蓄積抑制に役立ちます。
抗酸化作用のある中鎖脂肪酸は、積極的に取り入れて欲しい良い油です。

ラウリン酸の働きで腸内の善玉菌を活性化
そのほか、ココナッツには腸内の悪玉菌を抑え善玉菌を活性化する脂肪酸
「ラウリン酸」が多く含まれています。
免疫力と腸内細菌の関係は強く、腸内の善玉菌が活性化すると免疫力がアッ
プします。免疫力が低下する更年期には、是非取り入れたい栄養素です。
ちなみにこのラウリン酸は、母乳にも含まれており、赤ちゃんの免疫を守る
大切な成分となっています。

高血圧やむくみ予防、デトックス効果
また、「食物繊維」のほか「鉄分」や「カリウム」「マグネシウム」などの
ミネラルも豊富に含まれ、高血圧やむくみ予防、デトックス効果も認められ
ています。
高血圧ラットを用いて、毎日ココナッツオイル2mlを5週間投与して、血圧
と酸化ストレス度を調べたところ、平均血圧は下がり、酸化ストレス度を測
る血清マロンジアルデヒド量も下がりました。血圧に関してはココナッツオ
イル服用と適度な運動を組み合わせたラットが最も低下しています。

認知症の予防・改善に期待
もうひとつの注目点は認知症へのアプローチです。
認知症のひとつであるアルツハイマー病は、脳が糖分をエネルギーとして使
えなくなることが原因のひとつと分かってきました。そのエネルギー不足を
補うのは「ケトン体」という成分なの ですが、ココナッツはケトン体に変換
されやすいことが分かっており、それにより認知症の予防・改善を促進する
可能性があると言われています。

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