Vol.130 2018.10.01 近江路・芸術とスイーツの館へ

宇治から山科を経由して滋賀県守山市にある佐川美術館に着いたのは11時前。
ここはやはり腹ごしらえをしてからです。
美術館通りにある古民家風の蕎麦屋さんかま久へ。
珍しい?女性の職人さんが蕎麦を打っておられました。そろそろ新そばの季節です。

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古民家風の蕎麦屋 蕎麦ランチ 1,100円

早めの昼食をすませて美術館へ行くと大混雑中でした。
同美術館は日本画家の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠義氏、
陶芸家の樂吉座衛門氏の作品を中心に展示しています。
この日のお目当ては特別企画「生誕110年田中一村展」です

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水庭に囲まれた気持ちのいい美術館 水庭の下には、なんとお茶室があるそうです

田中一村は孤高の人、東洋のゴーギャンとも称される日本画家です。田中一村

幼少の頃から才能を発揮し、東京美術学校へ進みますが中退。同期には東山魁夷らがいました。
その後、画壇に背を向け、50歳の時にすべてを捨てて奄美大島へ渡ります。

染色工として働きながら、貧窮をものともせずにひたすら南国の自然、花鳥画を描き続けました。

一村の作品が一躍注目を浴びるようになったのは、没後7、8年後のことでした。

幼少期から晩年までの作品が展示されていて、作風の変遷がよくわかりました。
なんといっても奄美の自然を描いた作品は圧巻でした。

10月からは、北野たけしさんの「アートたけし展」がはじまります。 http://www.art-takeshi.com/

一村の余韻にひたりながら、近江八幡方面へしばらく走ると人気菓子店「たねや」「クラブハリエ」の看板を発見。美味しいものがありそう!と、立ち寄ってみることにしました。すると私たちの目の前に表れたのは、なんとも牧歌的な風景、八幡山の山並みにとけこむように佇む緑に覆われた建物です。

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八幡山の深い緑と織り成す緑のハーモニー 童話にでてきそうな可愛い建物

『ラ コリーナ近江八幡』は、自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場をテーマに、同社が持続可能な社会を目指した新拠点、なんだそうです。

吹き抜け天井の開放感のあるメインショップでは、グループ最大級のバームクーヘンショップとたねや和菓子ショップが同居しています。職人さんがバームクーヘンを焼き上げる様子をガラス越しに見ることもでき、2階では焼きたてバームクーヘンやカステラが楽しめる喫茶もあります。とにかくすごい人、人、人でした。

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バームソフト420円 ミルキーとクリーミー 昔のお菓子の木型の展示

なんとかバームソフトをゲット。バームクーヘンはあまりの長蛇の列であきらめました。
さらに驚くことにメインショップの裏手の広大な敷地には、石畳の小径にそって稲田が広がり、黄金色に実った稲穂が揺れているではありませんか。野菜畑やコンテナショップもあり、ここはスイーツを楽しむだけのお菓子屋さんではなかった!自然と一体になれるワクワク楽しくなれるワンダーランドでした。

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米作り、小川、植栽もスタッフが携わっている ワンダーランドの愉快なオブジェ。
小さな扉から顔をのぞかせる友人をパシャ。
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サイロのような建物は「たねや本社」 コンテナショップでは軽食もとれる

残念ながらこの日は、時間切れ。
『ラ コリーナ近江八幡』については、あらためて探検したいと思います。

とにかく行ってみよう!という方は、できれば平日がおすすめです。
早めの時間に到着するのがよさそう。
土日は混雑で駐車場もとめられないようです。
ラ コリーナを案内するツアーも有り。(要予約)

『ラ コリーナ近江八幡』
http://taneya.jp/la_collina/shopinfo.html

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