Vol.126 2018.06.04 果物を食べよう “バナナ”

 

バナナ

バナナは南アジアの熱帯地方が原産とされているバショウという草本になる実の総称で、色々な種類があります。栽培されているバナナの種類は数百種類以上といわれ、その中にも、よく見かける生食用のものと、芋のように生では食べられない料理用のものとがあります。今世界で栽培されているバナナの約3分の2は普段食べるような生食用で、残り3分の1は料理用です。

日本では、ほとんどのバナナが輸入されています。病害虫の侵入を防ぐため、青いうちに収穫したものしか輸入できません。定温輸送されて一旦室(むろ)に入れられ、エチレンガスや温度調整によってある程度追熟させてから出荷されます。 検疫で病害虫が見つかると、コンテナごと燻蒸処理をされます。かなりの劇薬が使用されますが気化され、残留しないとされています。気になる方は有機JASマークがあるもの、燻蒸処理なし表示の物を選んでください。

国産バナナはほんの少しですが、「島バナナ」や「三尺バナナ」と呼ばれるもので、ある程度熟してから収穫できるため、輸入されているものよりもねっとりとしていて甘味が強く美味しいようです。

banana

 

通年(国産は6月から9月辺りまで)



効能
●エネルギーを継続的に産出する。
バナナには、でんぷん、ブドウ糖、果糖、ショ糖など、いろいろな糖質が含まれていて、それぞれ体内に吸収される時間が異なり、エネルギー補給が長時間持続する。(マラソンランナーやサッカー選手などが試合前に食べる良いと言われている。 また、 時間の貴重な朝食にも最適!)
●カリウムが豊富
フルーツの中でも特に、カリウムを非常に多く含んでいる。ナトリウムを排泄する役割があり、高血圧に効果あり。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きがある。
●マグネシウム
血圧を調整する働きや、骨の成分でもあり、イライラの解消にも効果あり。
●豊富なビタミンB群
消化液の分泌を促すビタミンB1や、粘膜をつくるビタミンB2、そして、血行をよくしたり、エネルギーの代謝を促すナイアシンなどのビタミンB群が豊富。
●セロトニン
バナナには、情緒を安定させ、精神をリラックスさせる効果のあるセロトニンという成分も豊富に含まれている。
●ガン予防
バナナは免疫活性力や抗酸化力が非常に強く、ガンの予防や多くの生活習慣病に効果があると言われている。

べ方

●生のまま
そのままかじる、生食としてチョコソースをかけたり、フルーツコンポートにあわせたり、また、スライスしたものにグラニュー糖やカソナードをふりかけ、バーナーで表面をぱりっと焦がすと美味しい。
●フランベ
フライパンでキャラメルを作り、その中にバナナを入れて絡め、ラム酒を振りかけてフランベします。アツアツにアイスを添えて提供すると一層引き立つ。
●その他デザートに
アイスクリームやシャーベット、ムースなどにもいいです。バター生地の中に入れて焼き上げても美味しい。
●料理に
カレーや煮込み料理に加えコクとトロミを出す効果があり。

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