Vol.124 2018.04.02 女性ホルモンを穏やかに安定させる レッドマカ

アンチエイジング成分が豊富なレッドマカ
マカは南米ペルーでおよそ2000年前から栽培されていたと言われるアブラナ科の植物で、根の部分を食用としています。見た目はカブのような形をしていますが、色は赤や黄色、黒、紫など様々です。

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アンチエイジングの成分(食物繊維、ミネラルなど)が多く含まれているとされるのは赤色のマカと言われており、レッドマカにはこれらの成分に加え、リノール酸、オレイン酸のほか、リン、カリウム、鉄分、7種類の必須アミノ酸をはじめとする20種類ものアミノ酸が含まれています。

なかでも注目したいのは「プロリン」「アルギニン」です。プロリンにはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、アルギニンには成長ホルモンを促す働きや血行促進の働きがあるとされています。そのため、美肌や代謝アップによるアンチエイジング効果や、冷え性の改善などが期待できます。

雌のラットにマカの粉末をそれぞれ50%配合した飼料を7週間投与した結果、黄体ホルモン(プロゲステロン)が、他のラットに比べて4.5倍に、卵胞刺激ホルモンのが19倍に増加していることが報告されています。また、29名の閉経女性を対象にした調査では、毎日マカ3.3gを6週間摂取してもらったところ、それぞれ拡張期血圧が低下し、抑うつ状態の改善が見られ、更年期の不定愁訴にも有用でした。

使いやすいパウダータイプがおすすめ
実際に摂取する場合、日本ではパウダータイプのものが手に入りますが、切り干し大根に近い香りと味があります。強いクセのあるものではないので、料理の隠し味やスムージー、ヨーグルトに加えるなどで摂取するといいでしょう。また、熱を加えても栄養は変わらないので、スープやカレー、味噌汁などに加えると摂りやすいかもしれません。

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