紫という色のせいでしょうか。キキョウには清楚だけれど、
どこかミステリアスな風情があり
運命を暗示する花と呼ばれるのもうなずけます。
数奇な運命をたどった、かの明智光秀の家紋に桔梗が使われていたというのも
どこか因縁めいてきこえますね。
そんな謎めいた魅力をもつキキョウですが蕾はとてもチャーミング。
ぷっと頬をふくらませた幼子のような愛らしい姿から
バルーンフラワー(balloon flower)の洋名が付いています。
初秋には、キキョウの花を一輪飾り
静かに自分と対話する時間をもってみるのも良さそうです。