Vol.117 2017.09.04 果物を食べよう “洋ナシ” « 中野司朗レディースクリニック,奈良市, 産婦人科, 婦人科, 女性内科,脂質代謝

洋ナシ

洋ナシは、日本の梨が丸い球形なのに対し上が細く、お尻が大きい瓶のような形をしています。味も、和ナシがみずみずしくシャリシャリしているのに対し、洋ナシはねっとりと甘く、香りも非常に芳醇です。

洋ナシは和梨と違い、木で完熟したものを収穫して食べるのではなく、ある程度熟したものを収穫し、一定温度の中で保存し、追熟したものを食べます。

洋ナシの品種はたくさんあり、山形県のラ・フランス、新潟県のルレクチェ、北海道のブランデーワインが有名です。

●アスパラギン酸が豊富
夏バテなど疲労回復に役立つアミノ酸の一つアスパラギン酸が多くふくまれています。
●咳止め、解熱効果
梨に含まれるソルビトールは、甘く冷涼感のある糖アルコールで、咳止めや解熱効果があるとされています。
●プロテアーゼを含む
タンパク質を分解する消化酵素のプロテアーゼが、調理に使えば肉を柔らかくし、食後のデザートに梨を食べる事で消化を助けます。
●カリウムを多く含む
カリウムは、身体からナトリウムを出す働きがあるため、高血圧によい。また、汗と共に流失しがちなので、汗をかいた時などには水分と共に補給できます。
●88％が水分でビタミン類はあまり含んでいません。

●皮の剥き方
形が凸凹しているので、串切りにしてから芯を取り除き、そして面取りをするように皮を剥きます。
●洋ナシは切り口が時間と共に茶色く変色してきます。レモン汁や塩水で少しは抑えられますが、切った後は早めに食べましょう。
●そのままデザートに
そのままたべて美味しいですが、フルーツタルトに生のままトッピングなどに。
●ピューレにして
洋ナシのムースやシャーベットが作れます。
●コンポート
シロップや白や赤ワインでコンポートを作っても美味しい。
●洋ナシのタルト
●料理にも
生ハムと組み合わせたり、クリームチーズと合わせ、前菜やサラダに。また、鴨のローストにリンゴなどと共に添えと美味しい。