Vol.179 2022.11.07 紅葉も美しい「大山崎山荘美術館」

9月のある日、京都府乙訓郡大山崎町にある大山崎山荘美術館を訪ねました。
大山崎といえば、明智光秀軍と羽柴秀吉軍の天下分け目の大戦「山崎合戦」が
繰り広げられた、天王山のある場所です。

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天王山(標高270m)登り口 大山崎美術館の看板発見!

美術館に駐車場がないのでJR山崎駅近くにある(JR線路わき)駐車場を利用して、
そこから歩いて向いました。JR山崎駅と阪急大山崎駅から無料送迎バスも出ていま
すがゆっくり坂道を上って15分くらいなので丁度よい運動になります。
このトンネルが見えたらもうすぐ!庭園、美術館へとつづきます。

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庭園入り口のトンネル 庭園では四季折々の花や紅葉が楽しめる

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大山崎山荘は、大正から昭和初期に実業家、加賀正太郎が別荘として自ら設計(監修)した英国風の山荘です。平成に入り、とり壊しの話が持ち上がりましたが、アサヒビール株式会社と京都府、大山崎町が協力して山荘を復元整備して1996年に「アサヒビール大山崎山荘美術館」が誕生しました。

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美術館というより別荘を訪ねる気分です 睡蓮の咲く池

美術館として再生する際に増設された「地中の宝石箱」「夢の箱」と名付けられたユニークな
建物は建築家・安藤忠雄による設計です。どちらも天王山の自然にとけこむ工夫がなされていて、
半地下構造に設計された地中の宝石箱の展示室では、印象派の巨匠クロード・モネの「睡蓮」の
連作が常設展示されています。

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蘭栽培で名をはせた大山崎山荘の温室へと続くガラス張りの廊下 加賀正太郎が山荘建築の指揮をとるために建てられた「白雲楼」

美術館内は重厚でシックな雰囲気です。
美しいステンドグラス、ドイツの古い大きなオルゴール、初代アサヒビール社長・山崎為三郎の
コレクションなど見所がいっぱいでした。
残念ながら満席で断念しましたが、本館2階にある喫茶室は室内とオープンテラスがあり、
テラスからは木津川、桂川、宇治川の三つの川を望む雄大な景色を楽しめるそうです。
お菓子の家をイメージした可愛いスイーツも人気です。

クリスマスまでは「こわくて たのしいスイスの絵本」展が開かれています。

大山崎山荘美術館:https://www.asahibeer-oyamazaki.com/

 

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