Vol.173 2022.05.09 能登半島ぐるりドライブ

ドライブマップ

人ごみを避けて能登半島をのんびりドライブしてみました。(取材は2021年8月)

北陸自動車道から舞鶴若狭自動車道へ入り、尼午前SAで休憩です。昼食を軽くすませてSA内を散歩すると、尼御前岬の先には青く美しい日本海が広がっていました。

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SA内にある尼御前の像。彼女は源義経の侍女として奥州行きに同行しましたが…女がいては源義経の足手まといになると、尼御前が身を投げたという悲しい伝説が残る岬です

さて、能登半島ドライブの起点となる千里浜なぎさドライブウェイ(羽咋市)に到着しました。
能登半島国定公園の雄大な景色を眺めながら、波うち際の砂浜を車やバイクで走ることができます。

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波打ち際まで車が入れるのは日本ではこの浜辺だけです 家族連れが楽しそうに波と遊ぶ様子はほっこりしますね

続いて訪れたのは能登金剛です。 これぞ日本海!険しい断崖と荒波がつくったゴツゴツとした奇岩の連なる風景は迫力あります。 松本清張の「ゼロの焦点」の舞台となったヤセの断崖もこの辺りです。 せっかくなので遊覧船に乗り巌門めぐりをしてみました。

IMG_1380 能登金剛1
 能登金剛2  能登金剛3

海風を受けながらのんびり20分ほど、乗船客もまばらでゆっくりと見学できたのはラッキーでした。

この日は輪島温泉泊♨です。
輪島といえば、勇壮な御人陣乗太鼓で有名ですね。 夕食を早めにすませ、近くの輪島キリコ会館まえの広場で無料実演へ行ってみました。

御陣乗太鼓の由来
1576年、七尾城の戦いを攻略した上杉謙信がさらに能登国平定を狙い、奥能登の小さな村へと迫ってきました。武器ももたない村人は、知恵者の翁の指示で樹木の皮で作った仮面、頭髪には海藻をのせた奇怪な姿で太鼓を打ち鳴らしながら、上杉勢に夜襲をかけて撃退したと伝えられています。

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 奇怪な仮面をつけた演者が打ち鳴らす太鼓の音は地の底から響いてくるような力強さがありました。無形文化財に指定され、地元の方がしっかりと伝統を受け継いでおられます。

さて翌朝、最初に立ち寄ったのは輪島市白米町にある千枚田です。 小さな棚田が日本海に向かって幾重にも重なっている絶景は、日本の棚田100選、国指定文化財名勝に指定されています。秋の収穫時期前の稲の緑がとても美しく、稔りの秋には一面黄金色に輝くのでしょう。季節ごとにこころな和ませてくれる風景です。

千枚田

奥能登では、500年前から続く揚げ浜式というい独特の製法で塩づくりがされています。
道の駅すず塩田村で結晶の大きな塩が売っていたので購入し、観光用の塩田を眺めていると、真っ黒に日焼けされた浜士の方がニコニコ顔で近づいてこられ、塩ができるまでの工程をおもしろおかしく説明してくださいました。塩づくり体験もできるそうですよ。

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海岸線を走ると窓岩が見えてきました。自然の造形はすごいですね。風もでて日本海の荒々しさを感じます。

次なるビューポイントは、能登半島最先端にある珠洲岬に立つ禄剛埼灯台(通称:狼煙の灯台)です。
「すず」という地名は「のろし」を意味する言葉「すすみ」に由来するようです。

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  道の駅狼煙・能登さいはて資料館に車を置いて強風のなか歩くこと10分、憧れの禄剛埼灯台に到着しました。
かなり感動的です!!小ぶりの白亜の灯台も可愛いですし、眼下に広がる日本海の大パノラマが素晴らしい!!
外浦と内浦の接点となる海の難所、さいはての地に佇み、“ここを通るかもしれない誰かのために”光を送り続けている灯台のなんと愛おしいことでしょう。すみません、筆者は灯台フェチです。

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海から昇る朝日と海に沈む夕陽をみられ岬として有名です

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案内板にも妙に感動しちゃいました。
東京302km、上海1536km、釜山783km、ウラジオストック772km

狼煙町黒いやね

この岬の集落で目を引いたのは黒い瓦屋根です。
なぜ黒い屋根なのかについては、一説では屋根に積もった雪が太陽の光を受けて早く落ちるためとありました。
生活の知恵なのでしょうか、厳しい自然と共に暮らす人の心根の強さが伝わってくるようでした。

さて灯台を見て満足した後は、コロナで能登島水族館などが休館中だったのでひたすら能登島を走りぬけて
和倉温泉♨
早めに♨につかり(*´ω`)ホテルでまったり。これはこれで楽しみのひとつですね。
えーオトナが久しぶりに♨卓球で燃えー(。+・`ω・´)炎☆☆

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