Vol.167 2021.11.01 オトナの遠足「飛騨の里」で秋を満喫

岐阜県にある飛騨高山といえば、趣のある古い町並みや高山祭が有名ですね。
今回は町から少しはずれた山里にある「飛騨の里」を訪ねてみました。

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合掌造りをはじめ、飛騨の貴重な古民家が移築復元されており、館内では昔の山村の暮らしも見学できる野外博物館です  飛騨の里は高山駅から車で約10分

駐車場付近も既に紅葉が始まっていました。案内板に誘われて飛騨の里へ。

全景

「おお~!これぞ日本の秋!」
と思わず歓声をあげてしまいました。山村で暮らした経験もないのに“懐かしい”と感じるのは日本人のDNAに収められた記憶なのでしょうか。空気も澄んで清々しい!五阿弥池の翠色の水面に紅葉が映り、向こうには合掌造りの民家がしっとりと佇んでいます。

飛騨の里マップ

ぶらぶら池に沿って歩いていると「昔の遊具コーナー」がありました。孫を連れたおじいちゃんが嬉々として遊び、その腕前を披露しています。上手く回せるとドヤ顔!幼い子ども達も真似していますがなかなか上手く回せません。秋の日差しのなか、のどかな微笑ましい風景でした。

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IMG_1847 車輪
   

茅葺きの屋根の民家には、山の暮らしで使った鉈(なた)や囲炉裏にぶら下がった魚の飾り、養蚕の様子がわかる道具や写真、機織り機なども間近で見る事ができます。

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大きな鉈(なた)ですね。雪深い冬にこの鉈を使ってギコギコと木を伐りだす作業は根気のいる仕事だったでしょうね  魚の形をした横木は、囲炉裏に薬缶や鍋を掛ける時に調整する道具で、魚は水をイメージして火を鎮める意味もあるそうです

飛騨の里内に小さな祠を見つけました。匠神社です。飛騨地方のいくつかの神社に古くから伝わってきた本殿、拝殿、石段、鳥居、灯篭、狛犬などをそれぞれ移築し、再構築した神社なんだそうです。お宮前にある狛犬が小ぶりで何とも可愛い❣旧丹生川村(高山市丹生川町)に伝わる最古の狛犬として寄贈されたとのことでした。

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拝殿には飛騨の絵師や職人が描いた天井絵がある  ユーモラスな狛犬は山犬(オオカミ)がモデル

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展望台からは飛騨山脈の雄姿が眺められて大満足です。
のんびり、里山で秋を満喫できました。(取材は2019年11月)

※飛騨の里では、「サルぼぼ作り」などの体験や機織り実演なども行われますが
コロナ禍で変更が有りますので、直接電話でお問い合わせください。
http://www.hidanosato-tpo.jp/top.html

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