18.淋病

Q:どんな病気ですか。
A:性行為感染症(STD)の一種で、クラミジア感染症と共に近年、10代〜20代の若年者に流行しています。
主にセックスやそれに類する行為時に淋菌の感染によっておきます。
妊娠中に感染すると、分娩の時に胎児に感染し、新生児結膜炎をおこすこともあります。

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Q:どんな症状がでますか。
A:感染後、2〜7日以内に帯下(おりもの)が増え、黄色いおりものが出ます。
また、外陰部が赤く腫れたり、かゆみを生じます。
ただ、症状が軽いことも多く気づかずに慢性化してしまうケースも少なくありません。

男性の場合も尿道の不快感や排尿時に激しい痛みがあり、黄色い膿が出ます。

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Q:症状が進むとどうなりますか。
A:淋菌性膣炎、子宮頸管炎を発生し下腹部の痛みを感じることがあります。さらに初期症状を見逃し症状が進むと卵管炎や骨盤内の炎症を引き起こし、将来不妊症や子宮外妊娠の原因にもなります。

のどに感染した場合は咽頭炎を起し、淋菌が目に入ると結膜炎などの危険もあります。

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Q:どんな検査をしますか。
A:おりものの検査と子宮頸管粘液を採取し、淋菌の有無を調べます。
ただし、一般細菌培養検査では、非常に検出しにくいため、遺伝子学的核酸増幅法という感度の高い検査で検出することが大切です。

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Q:どんな治療をするのですか。
A:抗菌剤や抗生物質を投与します。適切な抗生剤を使った場合には数日から一週間で症状が無くなります。ただし、途中で治療をやめてしまうと、抵抗力の強い耐性菌が出現することもあり容易に完治しない症例もあります。
最近、抗生物質がききにくい耐性菌が増えています。

セックスのパートナーといっしょに治療することが大切です。

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Q:予防法や性生活で気をつけることはありますか。
A:昨今、コンドームを使わないセックスが増え、危険な性行動について、若者の警戒心も薄れているといわれます。
性行為感染症の予防は、まず相手のことをよく知ること、コンドームを正しく使用し、不特定多数のパートナーとセックスはしないこと。

もし自分が淋菌感染症であるとわかった時にはパートナーに知らせ、相手の健康状態に気を配り、性行為感染症の検査を受けることを勧めましょう。重い合併症を引き起こすリスクを避けることができます。また自分に再度、感染することを防ぎます。

淋菌はまれに下着やタオルなどからも感染することもあるので、タオル等を別にしておきます。
症状がなくなっても感染力があるので完治するまではセックス、飲酒を控えます。

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