B群ビタミン欠乏

B群ビタミンは、現代日本人女性に極めて不足しがちなビタミンです。B群ビタミンに属す栄養素には、B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、B12、葉酸などがあり、これらB群ビタミンの代謝は相互に影響しあっているため、摂取する際には複合体として摂ることが大切です。

B群ビタミンの特徴
野菜や果物を摂っていればビタミン補給は大丈夫と思っていませんか?
B群ビタミンは動物性食品に含まれ、菜食主義者の方に不足しがちです。最近の社会的傾向として、高脂血症や肥満など生活習慣病予防意識が高まり、動物性食品イコール不健康と感じる方が増えているようです。また、ストレスやアルコール、喫煙、糖質摂取などB群ビタミンの消費量も増加し、現代人のB群ビタミン不足は深刻といえます。
B群ビタミンは、特に脳・神経系で需要が高く、機能維持には必須です。アメリカでは、早くから妊娠中のB群ビタミン補給が推奨されていますが、チェラスキンレポートによると、妊娠中のB群ビタミン補給の有無で出生児の4才時における平均知能指数に約8の差が報告されています。
また、糖代謝には全てのB群ビタミンが関与し、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防にも重要な役割をはたしています。その他、B群ビタミン欠乏は免疫機能低下や皮膚・粘膜の異常をきたします。
B群ビタミンは水溶性ビタミンです。サプリメントで飲用した場合数時間で尿中へ排出されるため、1日量を数回に分けて摂取してください。

臨床検査データとB群ビタミン欠乏
GOT・GPTは通常肝機能の評価に用いられます。GOT・GPTは代表的なビタミンB6酵素で、血液中のビタミンB6が不足するとタンパク分解酵素の作用を受けやすくなり、総酵素量は容易に減少します。またGOTに比べ、GPTはよりタンパク分解酵素の作用を受けやすいため、ビタミンB6欠乏ではGPT が有意に減少します。肝機能障害などの異常がない場合GOT・GPTの理想値は20〜22(U/L)で、GOT・GPTの値がともに低く、かつ GOT>GPTの場合にはビタミンB6欠乏が考えられます。
赤血球の大きさを表す検査値にMCVがあります。正常値は85〜90(fl)ですが、鉄欠乏性貧血では低値になります。逆にMCVが高値の場合、ビタミンB12や葉酸の欠乏が考えられます。実際MCVが100を超える方は、菜食主義者や胃がんの術後などに多くみかけます。

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