ATLウイルス

“成人T細胞白血病” と呼ばれるリンパ性白血病の病因が「ATLウイルス」です。このウイルスは人類で初めて発見された「ガンウイルス」で、エイズの病因のHIVと同じ「レトロウイルス」に分類されます。
感染経路は母乳を介した母児感染が主ですが、精液中の感染リンパ球を介して男性から女性へと感染すると言われています。
ATLウイルス に感染した人は健康キャリアとなり、Tリンパ球中にウイルス遺伝子を持ち続けます。また血清中には抗体が産生されます。

 

検査法と治療法

診断は血液検査で抗体の有無を検索します。ATLキャリアには地域特異性があり、日本においては九州や沖縄などの南西諸島に多く見られます。例えば近畿地 方の抗体陽性者は全人口の0.2%程度ですが、南西諸島では10%を超える地域も有ります。ただしATLキャリアが必ず白血病を発病するわけではなく、年 間の発病者は約1,600人に1人といわれています。
妊娠中の抗体検査で陽性の場合には、母乳の中止が母児感染予防に効果的といわれています。

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